優勝するまで話できない

深読みしすぎの超どうでもいい話です。
 
先日オペ中に執刀医の携帯が鳴りました。
その場合外回りをしている看護師が代わりに出る事になる訳ですが、この伝言ゲームがけっこう面倒なんです。
 
 この日はまずウチの病院の交換でした。
「〇〇大学サッカー部の〇〇さんからお電話ですが、繋いでよろしいでしょうか?」
 
わたしはすぐにそのままを執刀医に伝えたところ、執刀医がかなりイラついた様子で電話口に本人だと勘違いしたのか「また手術中にかけて来やがって!なんか用事があるなら郵送しろ!!」と大声で怒鳴りました。
 
しかしわたしはそれを、
この先生普段はすごくいい人なのに、こんな事でここまで怒るのめづらしい。
相手は〇〇大学サッカー部の人。
これは怒っているフリして粋な一言のパターンじゃないかしら?(コンマ数秒の判断)←べつに今までそのパターン出して来たことない。
 
と、独自に判断したところ、聴覚にまで異常をきたしまして、交換の人に対して改まった口調で、
 
「今先生は手術中で電話に出られませんので、用事がございましたら優勝して下さいとお伝えください。」と伝えました。
 
執刀医は慌てて、「郵送だ!郵送!」
助手達は「〇〇先生に用件を伝えるのにはまず優勝しないといけないなんてハードル高すぎでしょー!」と大笑い。
交換の人も声にならないほど笑いながら、「郵便の郵送でお伝えしてよろしいですね?」と。
執刀医はイラつきながらも、「まあ、優勝でもいいけど。」と小さな声で言っていました。
 
後に同僚に、
用事といえば郵送でしょう、用事と優勝結びつかないもんね。深読みしすぎ!と笑われました。